自分のブログ名

乱読千夜一夜

本と記憶を繋いだり結んだりするブログ

2021-01-01から1年間の記事一覧

存在と時間ーハイデガーの作家性ー

前回の記事で書いた「理想的な関係性の問題」を飽きずに考えていました。 考えを前進させるために、コミュニケーション論や社会学の書籍を中心に読みながら色々とモヤモヤしていました。 「関係」の前に、個人や他者が「ある」というはそもそもどういうこと…

いかにして集団生活における心理的安全性を保つか

これまでの投稿と打って変わって、まるでテイストが違ってしまうが、最終更新日の1月末から現在まで、徹底して一つのテーマについて考えてきた。 いかにして集団生活における心理的安全性を保つか これが僕にとって一番大きな問題意識で、これからもこだわっ…

自分が「いる(Being)」仕事をすることで「生き生き」した感じが他の人にも伝播していく。ぼくたちの心をシラけさせないために必要なこと―――『自分をいかして生きる』

自分をいかして生きる (ちくま文庫) 作者:西村 佳哲 発売日: 2011/06/10 メディア: 文庫 いい仕事って一体なんだろう。 ある会社役員とのオンラインミーティグの帰り道、代々木八幡商店街を歩きながら、そんなことをぼんやりと考えていた。 まぁラーメンでも…

たった一人の熱中。自分なりの生活の飾り方

昨年の大晦日に友人から紹介された書籍を読んでみたら目から鱗がポロポロとこぼれ落ちた。 暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator) 作者:國分 功一郎 発売日: 2015/03/07 メディア: 単行本 そもそも、ぼくたちはなぜ退屈するのか。どうやって暇を使えばい…